フェルマ・フォンタッサは、ローヌ渓谷北部にも近いアルデッシュを拠点に、カンタン・ジローが手掛ける新世代のドメーヌです。カンタンは、ヴィエンヌの名店「ラ・ピラミッド」でソムリエとして経験を積み、現在もアルデッシュのミシュラン星付き「ラ・ボリア」でソムリエとして働きながら、自身のワイン造りに取り組んでいます。
初ヴィンテージは2021年。ドメーヌ・モニエ=ペレオルの素晴らしい有機栽培ブドウを用い、同ドメーヌのセラーで醸造する機会に恵まれました。その後、少しずつ自らの畑を取得し、2023年には自身のドメーヌで初めて醸造を行いました。現在は1.5ヘクタールの畑を自ら耕作し、合計4ヘクタール分のブドウを醸造しています。
使用するブドウはすべて有機栽培由来。セラーでは重力を利用したヴァッティングを行い、最低60%以上の全房を使用。マセラシオンは8日から15日程度、熟成はキュヴェに応じて8ヶ月から2年にわたります。
環境への敬意と、テロワールの個性を素直に表現することを大切にするカンタンのワインには、アルデッシュらしいエネルギーと透明感、そしてソムリエとして培った感性が息づいています。初期のヴィンテージからすでに強い存在感を放っており、今後ローヌ渓谷を代表する造り手の一人として注目されるであろう、非常に楽しみな若手生産者です。