ヴェローナ県ブッソレンゴを拠点とするデニス&アンナ・ボルキアは、10年以上にわたる研究と準備期間を経て、2023年1月に自身のワインプロジェクトをスタートさせました。
彼らは1ヘクタールあたり10,000本の高密植で畑を管理し、剪定から収穫まで徹底した手作業で行い、10kgの小型ケースで丁寧に収穫します。ブドウは200kg単位の手動プレスで圧搾され、発酵は350Lのトノー樽およびステンレスタンクで実施。樽にはブルゴーニュのピエール・イヴ・コラン・モレイで使用されていたものを用いています。澱引きを行わず、細かな澱とともに瓶詰めまで熟成させることで、テクスチャーと奥行きを引き出します。
中心となるのはBronner(ブロナー)、Johanniter(ヨハニター)、Souvignier Gris(ソーヴィニエ・グリ)、Julius(ユリウス)といった耐病性PIWI品種。加えて、家族所有の古い区画ではCorvina(コルヴィーナ)やSangiovese(サンジョヴェーゼ)も栽培しており、将来的にはPIWI品種への完全移行を視野に入れながら段階的な転換を進めています。
生産量はわずか数千本規模。小規模だからこそ実現できる品質への集中、環境との調和、そして最小限の介入による自然な表現を追求しています。